
「英語力には自信がある」「TOEICスコアも悪くない」——それなのに、なぜか外資系での評価が上がらない。そんな悩みを抱えていませんか?
実は、外資系企業での評価は英語の流暢さだけでは決まりません。どんな言葉を選ぶかが、あなたの印象を大きく左右するのです。
日本語でも「言い方ひとつで印象が変わる」と言いますよね。英語も同じです。むしろ、文化的背景が異なる外資系では、日本人が気づかないうちにマイナス評価を受けているケースが少なくありません。
本記事では、外資系勤務者への取材や海外ビジネス記事の分析をもとに、避けるべき15のNGフレーズとすぐに使える言い換え表現をまとめました。明日からの仕事に役立ててください。
“あなたの今の英語力が外資で通用するかどうか” を早めに知っておきたい方は、
👉 Bizmatesの無料体験(1回0円・ビジネス英語レベル診断つき)
を先に受けておくと、この記事の理解が深まります。
目次
なぜ「言葉選び」が外資系で重要なのか

外資系企業、特に欧米系の企業では、コミュニケーションスタイルが日本企業と大きく異なります。
日本では「空気を読む」「察する」文化がありますが、英語圏では言葉にしたことがすべて。発言内容がそのまま評価対象になります。
つまり、ネガティブに聞こえるフレーズを使えば「ネガティブな人」と判断され、ポジティブな表現を使えば「前向きな人」と認識される。非常にシンプルですが、それだけに言葉の選び方が重要になるのです。
【カテゴリ1】協調性を疑われるNGフレーズ
NG① "This is not my job."
意味:「それは私の担当じゃありません」
問題点:このフレーズは「自分の範囲外のことは一切やらない」という宣言に聞こえます。外資系ではチームへの貢献度も評価対象。担当外でも協力する姿勢を見せないと、「一緒に働きにくい人」というレッテルを貼られかねません。
代わりに使いたい表現:
- "Sure, I can take care of that."(もちろん、対応しますよ)
- "Happy to help."(喜んでお手伝いします)
本当に担当外で対応が難しい場合は、以下のように伝えましょう。
"I think [名前] might be better suited for this, but let me see what I can do."
(〇〇さんの方が適任かもしれませんが、私にできることがないか確認してみます)
NG② "This is not my fault."
意味:「私のせいじゃありません」
問題点:問題が起きたとき、真っ先に責任回避に走る人——そんな印象を与えてしまいます。誰のミスかを明らかにすることより、問題解決に動く姿勢の方がはるかに評価されます。
代わりに使いたい表現:
- "Let me look into this and find a solution."(調査して解決策を見つけます)
- "I'll work on fixing this right away."(すぐに修正に取り掛かります)
あなたに非がないことは、周囲もわかっています。黙って問題解決に動く方が、結果的に株が上がります。
NG③ "It's not fair."
意味:「不公平です」
問題点:外資系は成果主義が基本。最初から「差があること」が前提の世界です。不満を感情的にぶつけると、「感情コントロールができない人」と見なされるリスクがあります。
代わりに使いたい表現:
"I'd appreciate some feedback on how I can improve for next time."
(次回に向けて、改善点があれば教えていただけると嬉しいです)
感情ではなく、成長意欲を前面に出すのがポイントです。
【カテゴリ2】自信のなさが透けて見えるNGフレーズ

NG④ "I don't know."
意味:「わかりません」
問題点:この一言で会話が終わってしまいます。「調べる意思がない」「問題解決能力が低い」という印象を与えかねません。
代わりに使いたい表現:
- "I'm not sure, but I'll find out and get back to you."(確認して折り返しご連絡します)
- "Good question. Let me look into that."(いい質問ですね。調べてみます)
NG⑤ "This may sound stupid, but..."
意味:「バカな質問かもしれませんが…」
問題点:自分の発言価値を下げる前置きは不要です。自信のなさをアピールしても、何のメリットもありません。
代わりに使いたい表現:
- "I have a question about..."(〇〇について質問があります)
- "I'd like to get your input on something."(ご意見を伺いたいことがあります)
前置きなしで、堂々と発言しましょう。
NG⑥ "To be honest..."
意味:「正直に言うと…」
問題点:この前置きを使うと、「今まで本音じゃなかったの?」と思われる可能性があります。また、ネガティブな発言の前触れとして使われることが多いため、警戒されます。
代わりに使いたい表現:
- "I think..."(私は〜と思います)
- "My view is that..."(私の考えでは…)
NG⑦ "I'll try."
意味:「やってみます」
問題点:一見前向きに聞こえますが、英語圏では「できない可能性を示唆している」と受け取られます。スター・ウォーズのヨーダの名言 "Do or do not. There is no try." が有名なように、"try" は曖昧な印象を与えます。
代わりに使いたい表現:
- "I'll make it happen."(必ずやり遂げます)
- "Consider it done."(お任せください)
- "I'll take care of it. When do you need it by?"(対応します。期限はいつですか?)
【カテゴリ3】プロ意識を疑われるNGフレーズ
NG⑧ "That's the way we've always done it."
意味:「ずっとこのやり方でやってきました」
問題点:変化を拒む姿勢の表れです。ビジネス環境が急速に変わる現代、柔軟性のない人材は敬遠されます。
代わりに使いたい表現:
"That's worked well in the past. I'm open to exploring new approaches if there's a better way."
(これまではうまくいっていました。より良い方法があれば、ぜひ検討したいです)
NG⑨ "I did my best."
意味:「ベストを尽くしました」
問題点:結果が出なかった時にこの言葉を使うと、言い訳に聞こえます。ベストを尽くすのは当然という前提があるためです。
代わりに使いたい表現:
- "Here's what I learned from this, and here's my plan for next time."(今回の学びと、次回への計画はこちらです)
- "I'll approach it differently next time."(次回は別のアプローチで臨みます)
NG⑩ "No problem."
意味:「問題ありません」
問題点:文法的には間違いではありませんが、ビジネスシーンではややカジュアルすぎる印象があります。また、「問題」という否定的な単語が入っている点も気になるところです。
代わりに使いたい表現:
- "Of course."(もちろんです)
- "Absolutely."(もちろん、喜んで)
- "My pleasure."(お役に立てて光栄です)
【カテゴリ4】人間関係を損なうNGフレーズ
NG⑪ "You look tired."
意味:「疲れてるように見えますね」
問題点:親切心からの発言でも、相手にとっては「顔色悪いよ」「老けて見えるよ」と言われたように感じることがあります。特に欧米では、外見についてのコメントは慎重にすべきとされています。
代わりに使いたい表現:
- "How's your day going?"(今日の調子はどうですか?)
- "Can I get you a coffee?"(コーヒーでもいかがですか?)
NG⑫ "...or else."
意味:「さもないと…」
問題点:脅しのニュアンスが含まれます。たとえ冗談でも、職場で使うべきではありません。
代わりに使いたい表現:
- "It would really help if we could..."(〜していただけると本当に助かります)
- "Let's work together to find a solution."(一緒に解決策を考えましょう)
NG⑬ "How did they get promoted?"
意味:「あの人、なんで昇進したの?」
問題点:同僚についてのネガティブな噂話は、発言者自身の評価を下げます。「この人は陰で自分のことも言っているかも」と思われるリスクがあります。
対処法:他人の人事について詮索しない。自分のパフォーマンス向上に集中する。
NG⑭ "Last night was crazy."
意味:「昨日の夜はすごかった」
問題点:プライベートの武勇伝、特に飲み会やパーティーの話は、「仕事に集中していない人」という印象を与えます。カジュアルな職場でも、上司の前では控えるべきです。
対処法:職場での雑談は、仕事に関連する話題や、当たり障りのない趣味の話に留める。
NG⑮ "I'm too busy."
意味:「忙しすぎます」
問題点:依頼を断る理由として使いがちですが、「協力する気がない」「タイムマネジメントができない」という印象を与えます。
代わりに使いたい表現:
"I have a few things on my plate right now. Can we discuss the priority, or is there a later deadline that might work?"
(今いくつか抱えているものがあります。優先順位を相談できますか?もしくは、もう少し後の期限でも大丈夫でしょうか?)
【実践編】シーン別・好印象フレーズ集

NGフレーズを避けるだけでなく、積極的に使いたいフレーズも押さえておきましょう。
会議で使えるフレーズ
| シーン | フレーズ | 日本語 |
|---|---|---|
| 開始時 | Shall we get started? | 始めましょうか? |
| 意見を求める | What are your thoughts on this? | これについてどうお考えですか? |
| 話を戻す | Let's circle back to the main topic. | 本題に戻りましょう。 |
| 詳細確認 | Could you walk us through that? | 詳しく説明していただけますか? |
| まとめ | Let me recap the key points. | 要点をまとめさせてください。 |
| 保留提案 | Can we park this for now? | 一旦この話は置いておきましょうか? |
メールで使えるフレーズ
| シーン | フレーズ | 日本語 |
|---|---|---|
| 書き出し | I hope you're doing well. | お元気でお過ごしのことと思います。 |
| お礼 | Thank you for getting back to me so quickly. | 早速のご返信ありがとうございます。 |
| 依頼 | I was wondering if you could... | 〜していただけないでしょうか。 |
| 催促 | Just wanted to follow up on this. | この件について確認させてください。 |
| 添付案内 | I've attached the document for your reference. | 参考資料を添付しました。 |
| 締め | Looking forward to hearing from you. | ご連絡をお待ちしております。 |
依頼を受けた時のフレーズ
| シーン | フレーズ | 日本語 |
|---|---|---|
| 快諾 | Absolutely, I'll get right on it. | もちろん、すぐに取り掛かります。 |
| 期限確認 | Sure. What's the timeline for this? | 承知しました。期限はいつですか? |
| 詳細確認 | I'd be happy to. Could you give me a bit more context? | 喜んで。もう少し背景を教えていただけますか? |
| 調整提案 | I can do that. Would Thursday work for the deadline? | 対応可能です。期限は木曜日でいかがですか? |
まとめ:言葉を変えれば、評価が変わる
外資系企業で成功するために必要なのは、完璧な英語力ではありません。適切な言葉を選ぶ意識です。
今回紹介した15のNGフレーズを避け、ポジティブな言い換え表現を使うことで、あなたの印象は確実に変わります。
言葉は習慣です。最初は意識的に使う必要がありますが、繰り返すうちに自然と口から出てくるようになります。
まずは今日の会議やメールから、ひとつでも実践してみてください。小さな変化が、大きなキャリアアップにつながります。


