
「今ない状態」なのか「なくなっていくプロセス」なのか——この1点を押さえれば、もう迷いません。
"We're out of milk." と "We ran out of milk." ——どちらも「牛乳がなくなった」という意味に見えますが、実はフォーカスしているポイントが違います。be out of は「今ない状態」、run out of は「なくなっていく動作・プロセス」。この記事でその違いをスッキリ整理しましょう!
目次
一目でわかる!2つの違い
状態(State)
「今、〜がない」という現在の状態を表す。be動詞を使うことで「すでに空っぽ」という静的なイメージ。
動作(Action)
「〜がなくなる・尽きる」という変化・プロセスを表す。動詞 run を使うことで「動き・流れ」を感じさせる。
be out of——「今、〜がない(状態)」
be out of は be動詞(is / are / was / were) を使うことで「現在の状態」を表します。「すでに尽きていて、今この瞬間ない」という静的なスナップショットのイメージです。
🔵 基本の例文
We are out of milk.
→ 牛乳が(今)ありません。(冷蔵庫を開けたら空だった、という状態)
I'm sorry, we are out of stock for this item.
→ 申し訳ございませんが、この商品は在庫切れです。
📌 TOEICのPart 3・4のビジネス会話で超頻出!
The printer is out of paper.
→ プリンターの紙がなくなっています。(今、紙がない状態)
run out of——「〜がなくなる(動作・プロセス)」
run out of は動詞 run を使って「なくなっていく、尽きる」という動き・変化を表します。「ジワジワ減っていって、ついになくなった(なくなりそう)」というプロセスにフォーカスしたいときに使います。
🔴 基本の例文
We ran out of time before we could finish.
→ 終わる前に時間が尽きてしまいました。(時間が減っていって、ゼロになった)
I'm worried we might run out of budget.
→ 予算が尽きてしまうかもしれないと心配しています。(なくなっていく未来のプロセス)
Don't let the gas tank run out.
→ ガソリンが切れないようにしてください。(run out of の of が省略された形)
過去形・進行形での使い分けに注目
2つの使い分けがより明確になるのが過去形と進行形。ここを押さえると「あ、状態と動作の違いってこういうことか!」と腑に落ちます。
状態(be out of)
When I arrived, we were out of coffee.
→ 私が到着したとき、すでにコーヒーがなかった。(その時点の状態)
プロセス(run out of)
We ran out of coffee during the meeting.
→ 会議の途中でコーヒーが尽きた。(なくなっていく出来事)
進行中のプロセス(run out of)
We're running out of time!
→ 時間がなくなってきている!(今まさに減りつつある)
「running out of 〜」は進行形にできるのが run out of の特徴。「今まさに尽きかけている!」という緊迫感を出せます。be out of は状態なので進行形にはできません。
❌ being out of time(不自然)
比較表でおさらい TOEIC頻出
| 項目 | be out of | run out of |
|---|---|---|
| 表すもの | 今の状態(静的) | 変化・動き(動的) |
| イメージ | 空っぽのコップ | 水が流れ出て空になっていくコップ |
| 進行形 | ❌ 不自然 | ✅ running out of(今まさに尽きかけている) |
| よく使う場面 | 在庫確認・現状報告 | 時間・お金・資源が尽きる場面 |
| 例文 | We are out of stock. | We ran out of budget. |
実際の会話ではどう違う?
厳密には両方「なくなった」という意味で通じますが、ニュアンスの差が出やすいシーンがあります。
A: Why didn't you order more supplies?
B: Because we were out of budget at the time.
→ なぜもっと資材を注文しなかったの?
→ そのときは予算がなかったんです。(あの時点での「状態」として説明)
A: Why did you cancel the event?
B: We ran out of budget halfway through.
→ なぜイベントをキャンセルしたの?
→ 途中で予算が尽きてしまって。(減っていって尽きた「プロセス」を説明)
まとめ|この2点だけ覚えよう
be out of:「今、〜がない」という状態。be動詞=状態を表す、というシンプルな文法のルールを活かして覚える。
run out of:「〜がなくなる・尽きる」というプロセス・動き。"running out of 〜!" と進行形にして緊迫感を出せるのが特徴。
この2つを使い分けられるだけで、英語のニュアンス力がワンランクアップします。「在庫がありません」と伝えるビジネス場面では be out of stock、「時間がなくなってきた!」と焦りを伝えるなら running out of time——ぜひ日常のシーンと結びつけて覚えてみてください!

