another / other / the other others / the others 5つの使い分けを完全マスター!

「なんとなく使っていた」から「自信を持って使える」へ。日本人が最も混乱する英語表現をスッキリ整理します。

「another と other って何が違うの?」「the がつくとどう変わるの?」——英語学習者なら一度はぶつかるこの壁。TOEICでも頻出のこれらの表現、実は「特定か不特定か」「単数か複数か」という2つの軸で整理すれば、必ず使い分けられるようになります!

まず全体像をつかもう

5つの表現に共通するのは「もうひとつ・他の」というイメージです。違いは①数が決まっているか(特定 / 不特定)、②単数か複数か、③代名詞か形容詞かの3点だけ。

another

もうひとつ(別の)
不特定・単数。3つ以上の中の「さらにもう1つ」。"an + other" が語源で、後ろは常に単数名詞。

other

他の(別の)
不特定・複数または不可算名詞の前に使う形容詞。特定していない「他のもの全般」に使う。

the other

(2つのうち)もう一方
特定・単数。「2つしかない」場面で残りの1つを指す。the が「特定」のサイン。

others

他の人・もの(複数)
不特定・複数の代名詞。後ろに名詞はつかない。「他の人々」を漠然と指す。

the others

(残りの)他の全員・全部
特定・複数の代名詞。「グループの残り全員・全部」を指す。文脈でグループが決まっているときに使う。

another——「もう1つ、別の1つ」

anotheran(ひとつの)+ other(別の) からできた語で、「不特定の、さらにもう1つ」を表します。後ろには必ず単数名詞が来ます。

✅ 基本の使い方

Can I have another cup of coffee?

→ コーヒーをもう1杯いただけますか?(何杯あるか決まっていない)

Let's try another approach.

→ 別のアプローチを試しましょう。(どれでもいい、別の方法)

another は "an + other" が語源なので、複数名詞には使えません。
another cups → ✅ another cup / some other cups

🎯 TOEICで頻出のパターン TOEIC頻出

We need another week to finish the project.

→ プロジェクトを完了するにはもう1週間必要です。(期間を表すときも単数扱い)

other——「他の〜(別の〜)」

other は形容詞として使われ、「他の〜」という意味を複数名詞や不可算名詞の前につけます。特定はしておらず、「どれでも他のもの」というニュアンス。

Do you have other colors?

→ 他の色はありますか?(何色かわからない、不特定)

Other people may think differently.

→ 他の人たちは違う意見かもしれません。

other を単数名詞の前に使うことは文法的に誤りです。
other book → ✅ another book(単数・不特定)または the other book(単数・特定)

the other——「2つのうち、もう一方」

the otherthe(特定) がついているのがポイント。全部で2つしかない場面で、「こっちじゃない方=もう一方」を指すときに使います。

I have two dogs. One is a Golden Doodle, and the other is a Labrador.

→ 犬を2匹飼っています。1匹はゴールデンドゥードルで、もう1匹はラブラドールです。

She held a bag in one hand and an umbrella in the other.

→ 彼女は片手にバッグ、もう一方の手に傘を持っていました。(手は2本しかないから the other)

「2つ」という前提があるからこそ the がつく!
"the" は「お互いに了解している特定のもの」を指します。2つのうちの1つが決まれば、残りは自動的に特定されるので the other になります。3つ以上なら another を使いましょう。

others と the others——代名詞として使う

この2つは代名詞なので、後ろに名詞はつきません。「他の人・もの」そのものを指します。

others

不特定の
「他の人たち」

VS
the others

特定された
「残りの全員」

Some people like spicy food, but others don't.

→ 辛い食べ物が好きな人もいれば、そうでない人もいる。(不特定の「他の人たち」)

Five students passed the exam. The others will need to retake it.

→ 5人の生徒が試験に合格しました。残りの全員は再試験を受ける必要があります。(クラス全体の中の「残り全員」)

others =「ぼんやりと他の人たち」、the others =「(決まったグループの中の)残り全員」
the があるかないかで「特定されているかどうか」が決まる、と覚えましょう!

5つの違いを一気に整理する比較表

表現 特定? 単数 / 複数 品詞 使う場面
another ❌ 不特定 単数 形容詞・代名詞 3つ以上の中の「もう1つ」
other ❌ 不特定 複数・不可算 形容詞 名詞の前「他の〜」
the other ✅ 特定 単数 形容詞・代名詞 2つのうちの「もう一方」
others ❌ 不特定 複数 代名詞 不特定の「他の人・もの」
the others ✅ 特定 複数 代名詞 グループの「残り全員・全部」

まとめ|今日覚えてほしい3つのポイント

  • 「特定か不特定か」が the のあり・なしを決める。the がつけば「グループの残り」「2択のもう一方」。
  • 「単数か複数か」で another / other / the other / others / the others を使い分ける。another は必ず単数!
  • 「代名詞か形容詞か」を意識する。others / the others は後ろに名詞がつかない代名詞。

TOEICのPart 5・6でも毎回のように登場するこれらの表現。「あ、2つしかないから the other だな」と思える瞬間が増えれば、英語の精度がぐっと上がります。ぜひ今日から意識して使ってみてください!

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